ウルウル・・・
昔、趣味は？という質問に「映画鑑賞」と答えていた時代がありました。これは映画が大好きな父の影響によるもので、子供のころ（六～七歳から）父とよく映画を観に行ったものです。よく行く映画は近所の洋画三本立ての安い映画館だったと記憶しています。とにかく父は映画が大好きで、観るのは洋画ばかり、子供の私には意味不明の映画でもなんでも連れていきました。子供の私には面白くない映画もありましたが、そんな時は館内で泣きっぱなしだったのを覚えています。
梅田で封切り映画（古い言い方？）を観た後、映画館から不二家（昔は梅田新道の南西角にありました）まで父の肩車に乗って大好物のソフトクリームを買いに行きました。映画館前にはお気に入りの蕎麦屋（父も私もソバ派）にもよく連れてもらいました。（この映画館、正面が広々として、花壇もあり、米国風でモダンな様式だったと記憶しています）。
肩車で父の頭や首に掴まった時の手の甲に触れるヒゲの感触、ポマードの匂い、そして何よりも私に話し掛ける時の父の満面の笑みは今も私の頭の奥深くにクッキリと刻まれています。
なぜこんな感傷的なことを書いているのか、というと、早起き（午前3時半）で、Amazon Primeで観た映画「LION『25年目のただいま』」の影響なんです。朝から涙でウルウル。映画を見終わった頃に家内が起きてきて「おはよう！！」 私「・・・・・・」
実話を元に映画化されたストーリーということ、ルーニー・マーラという女優さんが好きということ、星五つのレビューが多かったこと、などが鑑賞の理由。お話が私とダブル部分もあり、なかなかいい映画でした。
それと、昨日が孫のお泊り最終日、お父さんがお迎え、帰り際に家内も私もバックハグでお別れしました。鳥取の高校へ進学が決まり、次に孫と会えるのはいつの日か。ウルウル・・・
